FIREして実りのある人生を

45歳でFIREしたので残りの人生をエンジョイします

最後のニセコ

何度か行ったことのあるニセコ(と支笏湖)へ最後の日帰り旅行をしてきました。北海道の大地で車の運転をするのはおそらくこれが最後です。

蘭越町交流促進センター雪秩父

私は特に温泉好きではありませんが、妻が行きたいというので行きました。何年か前に登ったことがあるチセヌプリ/イワオヌプリの登山口の近くでした。泉質などについてはよくわかりませんが、今日はお湯の温度が少し低かったようで、注ぎ口の近くにいないと暖まれませんでした。

蘭越町交流促進センター雪秩父

源泉掛け流しだそうで結構強い香りがあり、翌日になっても体から硫黄の匂いが取れませんでした。また内湯は「毒ガスが発生するので換気のために窓を開けています(意訳)」とありなかなかワイルドでした。

平日のAMということもあり、男湯は私の他には1人の入浴客しかいなかったのでゆっくりできました。温泉は体に良いと言われていますが毒ガスを吸いながら温まって体に良いものなのかどうかは不明です。とはいえ我々は年に1度あるか無いかなので支障は無いと思います。

秩父近くからの眺望

マンドリアーノ

高級ホテルで中華を食べるという目的が今回のニセコ行きを考えたきっかけでしたが、残念ながら休業中ということがわかったので高橋牧場内にあるピッツァを食べに行きました。きのこピッツァが美味しかったです。加工肉は体に悪いのでハムは抜いてもらいました。

きのこピッツァとマルゲリータ

その後併設の店でガトーショコラを食べました。

ガトーショコラ食べ比べセット

店の人が「3種盛り」と言っていたので彼女は寿司屋か居酒屋で働いていたに違いありません。

銭湯絵画のようなマンドリアーノからの眺望

ニセコビュープラザ

ここにある野菜の直売所は現金しか使えず不便ですが、安いので仕方ないです。福岡に行ったら札幌以上に現金を使う機会は減ると思うので、その消化も兼ねて買い物をしました。季節柄野菜は売っていないかと思いましたが、主に根菜が結構あって人参、さつまいも、じゃがいも、ヤーコンなどを2,000円近く買いました。

ニセコビュープラザからの羊蹄山

支笏湖

帰りは遠回りして支笏湖経由で帰りました。今まで樽前山やイチャンコッペ山に登ったり湖でカヌーをしたり等で何度か遊んだことのある地域です。

支笏湖越しの風不死岳と樽前山

いつも春から秋に行っていたので沿道でよく鹿を見かけましたが、今回は遠くにいるのを2頭見かけただけでした。低い位置の皮が剥がされたばかりの木が車道から見える範囲にいくつもあったので、今回の冬もいつも通り鹿にとっては大変だったようです。*1

全体の感想

私にとっての北海道の醍醐味はやはり移動途中の景色だなと改めて思いました。ドライブするなら5月から10月くらいの広葉樹の葉が茂る時期がベターですが、道路脇の雪が茶色く見苦しいものの山の残雪が眩しく寒さも緩んできた4月もなかなか悪くないと感じました。ただし寒いので外に出て散策する気にはなりません。

ニセコ支笏湖周辺は夏の登山などで札幌から合計10回近く行っているので北海道の中でも思い出深い場所です。そんな場所への最後の思い出に快晴の日を狙って車を手配し出かけましたが、狙い通り良い景色を堪能してお別れを言うことができたので、ニセコに関してはもう思い残すことはありません。

*1:鹿は冬に食べ物がなくなると木の皮を剥がして食べ飢えを凌ぐそうです